eラーニングの基本的特徴ということでよく比較されるのは集合教育である。ここからも明らかなように、eラーニングの特徴は個別教育であるという点にあり、そこが大変重要なのである。
2点目は、大変大規模に、数万名といった人数を相手に一遍にやれる、という点である。アメリカの大手企業では、これを導入の第1の理由に挙げるところもたくさんある。
そして教育でのOne to Oneであるという点である。学習履歴が取れるということがeラーニングの特徴であり、これを個別教育に活かせる。
ただし、一般的に言えば、膨大な学習履歴を誰も見ていない。仮に1,000名が受講したときに、それを見て指導するということができていない。ネットラーニングでは担任制チューターを置き、1人1人を担任の先生が全部見ている。そして個別指導してOne to Oneの効果を上げるよう努めている。
あとは、シミュレーションなどによる高度な教育――MBA取得教育など――にも向いている。スキル教育にも最適である。
学習効果を測定しやすいというのもeラーニングの特徴として大変重要なことである。