NetLearning in News ~掲載記事一覧~

日本人材ニュースHRN 2012年(平成24年)4月12日

クラウドを活用し、eラーニングで最適なプロセスを追求

 ネットラーニング(東京・新宿、岸田徹会長)は、現在3600社500万人(※) にeラーニングサービスを提供している。独自に開発したクラウド型LMS(ラーニング・マネジメント・システム)である「Multiverse」は、専門機関やビジネス専門誌からも優れたクラウドサービスとして高い評価を受けている。
 「Multiverse」を運用基盤に、講座の受講、受講管理、コミュニケーション、アンケート、サーベイ、講座の制作などの多様な機能を提供し、eラーニングのコースは、全14シリーズ260以上となっている。
 企業におけるeラーニングの活用について、岸田同社会長は、「当初はITベンダー系のeラーニング企業がシステム導入をサポートして個人情報保護やコンプライアンスといった全社員教育のニーズに対応しましたが、その後の活用が進まない企業が見られました。当社は業界では後発でしたが、クラウドにこだわった開発で機能を充実させ、活用事例を積み重ねたことによって拡大することができました」と話す。
 eラーニングに関するサービスを提供する企業は多数あるものの、「ネットの特長を活用した人材育成のソリューションになっていないケースが多い」と岸田氏は指摘する。「個人学習、ライブ、SNSなどを統合した新しい学習システムとしてのニーズは確実に増加しており、一人一人に最適な学習プロセスをデザインすることができるeラーニングのさらなる発展を見込んでいます」と力を込める。今後は選抜研修やマネジメント研修においてeラーニングの活用が進み、実際の仕事と組み合わせたラーニングスタイルが求められると予測し、さらに費用対効果の優れたモデルを提供したいという。
 同社は、グローバル人材育成のニーズに対応して、英国の国立大学オープン・ユニバーシティと提携し、MBAプログラムの日本事務局を担当したり、ネットレッスンを組み合わせたプログラムも提供している。また、eラーニングのノウハウを活用した育児休業中の能力アップ支援なども手掛けている。

(※)取材時点での正しい数字は、3700社 1300万人の誤りです。(2012年3月末現在)