NetLearning in News ~掲載記事一覧~

人材教育 2007年3月号
日本最大のeラーニング企業が語る
「成功のカギは運営と学習のサポートに」 (P86~87)

成長期に入ったeラーニング市場で、年50%の急成長を続けるeラーニング企業がネットラーニングだ。ユーザー企業数2000社以上、延べ受講者数150万人、提供する自社制作コース(カスタムを含む)は約1,000コースと、いずれも国内最大を誇る。その背景にあるのは、90%という修了率実績と受講者の満足度の高さだ。こうしたネットラーニングの強みはどこにあるのか。代表取締役社長の岸田徹氏に、成功するeラーニングの秘訣について伺った。

運営・学習プロセスのサポートが成功のカギ

 eラーニングは2000年前後に新たな学習スタイルとして大いに注目され、市場にはLMS(ラーニング・マネジメント・システム)やコンテンツを提供する企業が多数登場した。しかし、その後事業として成功させた企業は数少ないのが実情だ。その中でも、2000年4月にeラーニング事業を開始し、業界最大手にまで成長したネットラーニングは、eラーニングを成功させた企業の筆頭といえるだろう。なぜネットラーニングが急成長を遂げることができたのか。岸田氏は次のように語る。
 「当初、業界では「LMSとコンテンツさえ用意すればeラーニングはできる」という考え方が非常に強かったと思います。しかし、その後「それだけで成功するわけではない」ということが次第に明らかになってきました。そこに足りなかったのは、eラーニングによる研修の運営や学習のプロセスに対するサポートだったのです。当社は初めから運営面のサポートを重視してサービスを強化してきました。その結果が修了率90%という実績として表れ、多くのお客様のご利用につながったと考えています」
 もちろん、カスタムによるeラーニング研修では、ほとんど100%の修了を達成している。
 では、ネットラーニングが具体的にどのようなサポートサービスを行っているのか、紹介していこう。

「担任制チュータ」による個別の学習指導

 学習プロセスの支援の部分で最も特徴的なサービスが、担任制チュータ(学習指導員)による個別の学習指導だ。ネットラーニングが提供する多数のコースに、担任制チュータの機能が付いている。受講開始から終了まで、ずっと同じチュータが指導し、修了まで導いてくれるのである。
 チュータには(1)添削指導、(2)質問への回答、(3)学習促進、という3つの役割がある。これらの機能は部分的に他社のeラーニングでも用意されていることがあるが、それぞれ異なるスタッフがその都度対応するというケースがほとんどだ。ネットラーニングのチュータは受講者の学習プロセスをすべて踏まえて指導するので、質問一つをとっても、受講者に合わせてより的確な回答をすることができる。チュータと他社の同様の機能の違いは、かかりつけの医者と旅先でかかる医者との違いに例えることができる。旅先の医者は体温を測っても平常時の体温を知らないし、過去の病歴もわからないので、適切な診断を下すのは難しい。かかりつけの医者はその辺のことを把握しているので、より適切な診断が下せるというわけだ。
 「また、せっかく質問機能があっても、普通はあまり利用されないものなのです。これは日本人の特徴といえます。しかし、チュータの場合は、受講開始時に自己紹介してしっかりとコミュニケーションを取っていますから、受講者はチュータに気軽に質問ができるのです。実際に当社のコースは質問の利用が多数あります」(岸田氏)
 質問のしやすさは、学習の修了率に大きく影響すると岸田氏は言う。
 「eラーニングは自学自習の学習方法です。最初は皆さん意欲を持って学習を始めますが、途中でわからないことがあると、そこでつまずいてしまう。自学自習で最後まで学習を継続するポイントは、このつまずきをなくすことです。つまずきをなくすためには、もちろんつまずくことのないようなコース設計が前提ですが、それでもつまずいてしまったときに、質問のしやすい存在が必要なのです。自学自習の環境で学習を最後までやり遂げるために、チュータは非常に重要な存在だと考えています」

ラーニングプロセスをアウトソーシングする

 ネットラーニングのサポートサービスのもう一つの特徴は、eラーニングの運営をサポートする「ラーニングセンター」の存在である。
 ネットラーニングでは、自社で所有するサーバーでコースを運営し、利用者はインターネットを通じて受講するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)方式でサービスを提供している。ユーザー企業にとってASP方式のメリットは、eラーニングの運営をネットラーニングに任せることができる点だ。その運営を担うのが、「ラーニングセンター」である。
 ラーニングセンターでは、受講者一人ひとりの学習状況を把握しており、遅れ気味の受講者に学習を促すメールを配信したり、ユーザー企業と相談して学習の進め方を考えるなど、すべての受講者が最後まで学習できるようにサポートを行う。ユーザー企業の要望に応じて電話によるサポートも可能だ。「例えば、個人情報保護など、全社で受講しなければならない研修があります。「Pマーク」の取得のためには、全員が受講した記録も必要になります。そうしたeラーニングを実施する場合、一人ひとりに最後まで学習できるようサポートするラーニングセンターが大いに役立ちます」(岸田氏)
 また、ラーニングセンターでは受講者のサポートだけでなく、研修担当者のサポートも行う。学習プロセスの設計といった企画段階での支援をはじめ、受講者登録、受講促進、問い合わせ対応など、運営に必要な実務をすべて引き受けることができる。
 「当社では、「ラーニングデザイン」という考え方を大切にしています。ラーニングデザインには2つの要素があり、1つはコースウェアの設計、そしてもう1つは、ラーニングプロセスのデザインです。従来のeラーニングには、このラーニング・プロセス・デザインが欠けているものが多かったように思います。当社は、ユーザー企業の「eラーニングをどう運営するか」という部分をトータルに支援し、eラーニングにおけるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、すなわち「ラーニング・プロセス・アウトソーシング」を推進していきたいと考えています」(岸田氏)
 研修担当者の負担をできるだけ軽減しながら、一方で学習効果を高めるための手間を惜しまない。ネットラーニングの強さの理由は、「使われる、結果を出す」という企業姿勢に端的に表れている。

(~写真、図表省略~)

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