NetLearning in News ~掲載記事一覧~

財界 2003年9月9日号
トップは挑戦する -ネットラーニング社長 岸田徹-
インターネット教育で日本企業の競争力を強くする(P132)

ネットラーニングは、企業研修や資格試験、情報技術などの教育をインターネットで行うネット教育サービス(e-ラーニング)を提供するベンチャー企業です。e-ラーニングの良さは、学びたいときに好きな時間、場所で学習できることです。企業研修や教育の「いつでも、どこでも」のユビキタスが実現します。

事業開始三年で顧客企業数千社、受講生三十七万人に達しました。既成のカタログと受注のカスタムの両方で三百六十八種の教育コースを自社で制作し、あらゆるニーズにお応えしています。一番いい教育ソフトは自社で作らなければできないと思います。
また担任制のチュータ(学習指導員)による個別指導も当社の特徴です。生徒と一対一の質の高い教育により、修了率は他社に類のない九〇%近くに達しています。

日本は工業化社会から知識化への転換期にあります。企業の人員は減っていて、従来の集合学習をしていては企業活動が停滞してしまいます。e-ラーニングなら自分の席や自宅で有効に時間を使い、効率よく受講できます。今後、e-ラーニングは学校教育も大きく様変わりさせると思っています。

米国企業は徹底的にe-ラーニングを活用し、強くなっています。当社の顧客にキヤノン、イオン、NTTグループ、三洋電機など大手企業が多いのは、そういったグローバル企業のトプは米国の現状を肌身で感じているからです。米国は企業研修に日本の五倍の費用を投じ、CLO(チーフ・ラーニング・オフィサー)を置く企業も多い。経済再生、競争力回復を目指す日本でももっと多くの企業がe-ラーニングを使って企業強化を進めて欲しいですね。

教育を行うのはやはり「人」で、人を大事にすることは当社の経営理念です。日本最大のネット教育を運営する当社は、二〇〇〇四年秋以降に株式公開したいと考えています。

(写真8点省略)