NetLearning in News ~掲載記事一覧~

ニッキン(日本金融通信社発行) 2001年(平成13年)1月12日

基本理念の共有が重要
ネットラーニング代表取締役社長 岸田 徹氏

 ネットラーニング(本社:東京都、資本金4億5205万円、従業員25人)は、日本では数少ないインターネットを利用したオンライン研修を行う会社として98年1月設立。2000年4月からIT分野の情報技術者養成講座を中心に本格的な研修事業を展開している。

「今月3月末までには60コース、2001年度中に300コースに講座を拡大する予定だ。インターネットを活用した研修は、変化に素早く対応でき、場所と時間を選ばずに高度な教育を短期間で習得できる。さらにチューター(講師)による双方向の個別指導やコストの大幅な削減も大きな特徴だ。こうした研修は、96年から米国で始まり、99年に爆発的に拡大したが、これはレコードがCDに置き換わったほどの大変革である」と。「今春には金融分野への進出を予定しており、ネット活用により今日のデータを教材として提供できることから金融には最適であり、ITと並ぶ柱になる」と期待する。

「米国の金融界では、すでに研修が戦略化している。行職員が自行内で基本理念をどう共有するかが重要となっており、今や研修はトレーニングからラーニングへと変化している。日本の金融界も知識武装が必要なのでは」と示唆する。