NetLearning in News ~掲載記事一覧~

日経産業新聞 2012年(平成24年)1月10日 5面

「生」で学ぶ中国語講座を開講、講師も中国人

 インターネットの遠隔教育(eラーニング)最大手のネットラーニングホールディングス(東京・新宿、岸田徹代表)は近く、中国人講師によるネット上でのマンツーマンレッスンが受けられる中国語講座を開始する。従来から需要がある英語に加え、社員に中国語の習得を求める企業が増えている。企業向けの需要を取り込み、ネット上の語学教育サービス事業を拡大する。
 コンサルティング子会社のパーソネル総研(東京・新宿)を通じて、ネット上の中国語学校「飛鳥中国語学院」を開設した。eラーニングによる自習と、週に1度の中国人講師によるネット上でのマンツーマンレッスンをセットにした。
 マンツーマンレッスンでは、パソコンに接続したウェブカメラを使い、専用のサイトに接続して受講する。受講者の能力に応じて4つのレベルに分類。それぞれ日常会話や文法、ビジネス中国語などを学ぶ。
 ライブレッスンは受講後に見直すことが可能。自習では発音や文法、単語などを音声やイラスト、動画などで学習できる。受講期間は6ヵ月で費用は1人あたり18万9000円。法人が対象だが、個人も受講できる。
 ネットラーニングはサービス開始にそなえ、中国語講師の資格保有者や、1000時間以上の指導経験がある人など中国人講師約20人を日本や中国で採用した。早期に50人まで増やす計画。
 ネットラーニングによると2011年ころから中国語関連の講座に関する問い合わせが業種を問わず急増しているという。大手企業が内定者200人全員に対してテスト版を導入するなど手応えを感じたため事業化した。