NetLearning in News ~掲載記事一覧~

日経産業新聞  2003年(平成15年)7月17日
ネット研修 企業の幹部養成講座
ネットラーニング 進度に応じ助言 (19面)

インターネットを使った教育・研修事業のネットラーニング(東京・新宿、岸田徹社長)は企業の経営幹部を養成する研修プログラムを開発した。顧客企業の事情に応じたプログラムを作成する。

これまで手掛けてきたプログラミング研修やパソコン技術研修など社員全般を対象にしたものだけでなく、より高度な研修にも対応する。
(概念図省略)

イオン、店長向け導入
すでに今年初めにイオンの店長向け研修を実施し、全国の店長二百八十五人がネットを通じて受講した。受講時間は十五時間。一-二カ月で修了した。研修は各店の店舗戦略の構築に必要なマーケティングの分析手法などの理論や具体例から研修者が対処方法を考える実践的な方法などで構成した。イオンの要望に応じてネットラーニングが独自のプログラムを作成した。

今後、企業の幹部育成に特化した研修プログラムを作成、販売を強化していく。幹部育成プログラムの専門的な部署を作り、顧客企業の事情に合わせたプログラム作成のノウハウを蓄積する。

岸田社長は「高度な研修になれば個別の対応が必要になる。ネット研修は個別事例にも対応できるため、幹部の育成には適している」と話す。

同社のネット研修はラーニングセンターと呼ばれる運営サポート室で個々人の研修の進捗状況をリアルタイムでチェックできるのが特徴。それぞれの受講者の研修を始めた時間や項目を修了した時間などを細かく把握できるほか、解答した内容について個別に助言する。同社の手がける教育研修事業は今月に契約者数が千社を突破した。