NetLearning Press Room~過去の新着情報~

日経産業新聞 2010年(平成22年)9月10日

企業向けにスカイプで英語レッスン、米在住講師と1対1で

 eラーニング大手のネットラーニング(東京・新宿)は企業向けに、インターネット経由で英会話の授業が受けられるサービスを提供する。ネット経由で無料通話ができる「スカイプ」を利用し、通学に時間をかけずに外国人講師から学べるようにする。eラーニングと並行して従業員教育などでの利用を促し、1年で3億円ほどの売り上げを見こむ。
 サービス名は「プロ・ティーチャー」で、英語研修などを手がける米社と組む。利用者は米国在住で教員免許を取得している講師から週に1回、約1時間のマンツーマンレッスンを受ける。
 授業は受講生の英語レベルや業務に必要な内容などを事前に聞いた上で、ネットラーニングがカリキュラムを組んで提供する。毎回の授業後には、学んだ内容や受講生の課題などをまとめたリポートが受講生や企業にメールで届く。
 受講料は10回で6万8250円。ほかに教材費や教材発送費がかかる。スカイプを利用するためのカメラとヘッドホンが必要となる。
 英語を社内の共通語にする企業も現れるなど、英会話の学習ニーズは高まっている。一方で英会話大手のジオスやNOVAの経営破綻などを受け、学ぶ環境に対して不安を覚える人も増えている。ネットラーニングは提供する授業を英会話学校の6~8割ほどの価格に設定したといい、企業の需要を囲い込む。
 ネットラーニングは語学や資格試験、パソコンスキルや企業統治などに関する講座を3000社超に提供している。
eラーニングに加え、講師とやり取りができる英会話授業を提供することで、より幅広いニーズに対応する。