2020年度から始めたNEC販売店への人材育成強化
NECは、PC、電話機、クラウドサービスといった、主に情報通信関連のソリューションを、直接販売あるいはNECの契約販売店を通して政府、自治体、通信事業者、電力会社などに展開しています。NECのパートナーソリューション事業部では、契約販売店の人材育成を行うことで販売を支援しています。
これまでの人材育成プログラムとは別に、今年度（2020年度）人材育成支援強化策として『ソリューションマイスター講座』を新設。企画当初は、新型コロナウィルスはまだ感染拡大していませんでした。
現在はコロナ禍における、”販売力強化”や”ソリューション提案強化”プログラムを若手営業担当者中心に実施しています。

新規研修プログラムの企画段階でもちあがった、
“スキルの見える化”と証明内容を担保する修了証明書
NECの人材育成プログラムには、NEC独自の製品紹介からビジネススキルに至るまで、多岐に渡った研修講座があります。2019年度時点で55講座あり、これらをeラーニングにて実施してきました。研修状況に関しては、eラーニング（教育研修プラットフォーム）の管理画面上で学習中や修了といった進捗を確認する程度でした。

2020年度の新規研修プログラムを企画するにあたり、研修修了者への修了証書を発行しようということになりました。発行にあたっては証明内容が見える化でき、その証明自体を担保できることが重要だと感じました。その時に以前ご紹介いただいたことのあるデジタル修了証明のオープンバッジが頭に浮かびました。

契約販売店からNECへ、NECから契約販売店へ
さらにお客様からの信頼度を得る
NECは幅広い製品群を持っているため、各契約販売店の営業担当者は、それぞれ得意な分野があります。どの契約販売店がどのようなスキルや商品知識を持っているのか、研修を修了した際に取得するオープンバッジによって、“見える化”を実現することができるようになりました。
今後の可能性ですが、オープンバッジを通じて、契約販売店からはNECへスキルを誇示することで、NECから販売店にお客様を紹介する指標とすることができるようになるでしょう。
オープンバッジは、メール署名やデジタル名刺に添付したり、SNSで公開したりすることができるため、お客様へのアピールにもつながり、高い信頼を得ることもできるようになります。
また、契約販売店のスキルレベルの高低差がオープンバッジの取得率で分かるようになりますので、これをカバーするような人材育成のソリューション提案ができ、タレントマネジメントにも寄与することを期待しています。

全国の販売店が競い合う販売事例発表大会にて、オープンバッジ発行。モチベーションアップにも期待
NECでは年に1度、全国の販売店が集結し、販売事例を紹介する販売事例発表大会を開催しています。地方予選を勝ち抜いた最優秀賞受賞社が、11月に開催する全国大会に進めます。この全国大会において、メダルを授与するようにオープンバッジを最優秀賞、優秀賞へ授与します。さらに地方大会の最優秀賞は（全国大会に進んだ方）、参加賞としてオープンバッジを授与します。オープンバッジによって、NECが販売店を表彰した証となるだけでなく、販売店がさらに素晴らしい販売事例を作り出し、その事例を販売事例発表大会にて発表したいと思えるような、販売と販売事例発表大会との両方へのモチベーションへつなげられたらと願っています。

NECについて
NECグループは、1899年の創業時から「ベタープロダクツ・ベターサービス」の精神で、インテグリティ(高い倫理観と誠実さ)を持って、お客さまにとって価値ある商品やサービスをイノベーションで創造し、お客さまと社会に貢献している会社です。

オープンバッジとは
従業員の学習意欲を高め、自律的・自発的な学びを促進し、各社員のスキルの見える化をも実現する、それがオープンバッジです。オープンバッジは、IMS Global Learning Consortium （IMS Global） が定める、世界標準技術によってデジタルな修了・資格証明書です。当社の教育・研修プラットフォームに実装されており、効果的なオンライン教育・研修サービスを提供します。詳細はこちらから。