日経ベンチャー　2001年1月号
「株式公開予定企業調査」記事内で当社紹介

ネット関連企業でも、手堅い収益モデルを提案する企業に投資家の関心が移っている。インターネットを使った社内教育サービスを提供するネットラーニング（東京都新宿区、岸田徹社長）はその代表だ。

サービス開始から一年半で黒字に
　岸田社長は「二〇〇〇年三月までは、投資家は将来の構想を評価の基準に据えていた。ところが四月になると、実績や顧客の獲得手法に厳しい目が向けられるようになった」と説明する。
　同社は二〇〇一年中にマザーズかナスダック・ジャパンに公開する予定。岸田社長は「インターネットを使った教育サービスを提供する会社では初の株式公開になる。株式公開で知名度が上がれば、人材の確保にも好影響を及ぼすと思う」と話す。
　ネットラーニングが教育サービスを提供しはじめたのは二〇〇〇年四月。三洋電機などの大企業を顧客としていち早く獲得し、二〇〇一年八月には単月ベースで黒字化を果たすという。 二〇〇二年には累損を一掃する見通しだ。