NetLearning Press Room~過去の新着情報~

日経産業新聞 2010年(平成22年)4月20日 1面

現地人材育成へ 中国語で学習

 eラーニング大手のネットラーニング(東京・新宿、岸田徹社長)は20日、中国語による中国人向けの日本語習得講座を開設する。ネットワーク経由で必要なソフト・機能を提供する「SaaS(サース)型」を活用、利用者は専用サイトにアクセスして学習できる。中国に拠点を持つ日本企業など向けに初年度1000人の利用を見込む。
 新講座は年2回実施される日本語能力検定の2級以上の取得を目標とする。ヒアリングや文法など分野ごとに練習問題と模擬テストを実施。指示などはすべて中国語で表示する。5回以上間違えた分野などを表示したり、模擬試験の直近3回分の成績を項目ごとに数値化してグラフで表したりする機能もある。中国語で日本語を学ぶネット講座は珍しいという。
 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)機能も付け受講者同士の交流ができるようにした。 日本での利用料金は半年間で1万2千円。中国拠点で利用する場合は同600元(約8000円)。 顧客企業は自ら教育システムなどを構築する必要がなく、コスト負担を軽減できる。