

一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)
業務執行理事 / 事務局長 小村 亮 氏
利用サービス:オープンバッジ
【導入の目的】
・資格試験「生成AIパスポート」合格のデジタル証明としてオープンバッジを導入
【導入の決め手】
・国際標準規格「Open Badges」に準拠した信頼性の高いデジタル証明であること
・ブロックチェーン技術により改ざんが困難で、第三者にも正確にスキルを証明できる点
・取得者のキャリア形成や人事評価への活用が期待できること
【得られた効果】
・2024年9月より、「生成AIパスポート」の合格者へのオープンバッジ発行を開始
・バッジには「資格名」「資格取得年月」「資格取得時のシラバス」「習得した知識・スキル」などを記録し、SNSやメールでの共有が可能
・学習への動機づけやモチベーション向上と、学習歴の可視化につながっている
生成AIパスポート
生成AIの急速な普及に伴い、企業や個人におけるAIリテラシーの重要性が高まっています。
一般社団法人生成AI活用普及協会(以下、GUGA)では、生成AIのリスクを予防し、安全に活用するための資格試験「生成AIパスポート」を提供しています。
オープンバッジの採用を決めた経緯
資格の取得者が持つスキルや知識を信頼性高く証明し、可視化する手段として、オープンバッジの導入を決定しました。
この採用を決めた経緯としては、どこで学んだかを示す「学歴」以上に、何を学んだかを示す「学習歴」が重視される社会へと変化していることにあります。生成AIの台頭により、すべてのビジネスパーソンに求められるリテラシー・スキルは変化し、リスキリングの必要性はますます高まっています。学び続けることが前提となる中で、学習歴を信頼性高く証明する手段として、オープンバッジの導入・発行に至りました。
生成AIパスポート×オープンバッジで広がる未来
オープンバッジは世界、そして日本でも発行が進んでいるスキルを可視化するデジタル証明・認証です。世界的な技術標準規格に準拠しておりバッジの受領者はそのバッジを、SNSやメールなどで共有し、またインターネット上で公開することができます。生成AIパスポートとオープンバッジによって、生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材を可視化することで、キャリア形成や人事評価に活かしやすくなると考えています。
※バッジ画像はオープンバッジのサンプルです。
今後の展望
GUGAでは、オープンバッジの受領状況をもとに、生成AIに特化した信頼性の高い学習歴を一覧表示し、生成AIに関するリテラシー・スキルを有する人材を可視化するカード「生成AI人材認定カード」を2024年10月より提供しています。今後、生成AIに関するリテラシー・スキルを学ぶことができる各種講座や資格試験が発行するオープンバッジの認定を推進していく予定です。本カードの利用を通じて、就職・転職や取引などの場面で生成AI活用レベルを簡単に証明可能とし、生成AI人材の努力を市場価値の向上や賃金の上昇につなげることを目指しています。
生成AI活用普及協会(GUGA)様について
GUGAは、生成AIの社会実装を通じて産業の再構築を目指す、国内有数の生成AIプラットフォームです。AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験「生成AIパスポート」や、各企業の環境や業務の特性に応じた実践的な生成AI活用方法(スキル)を学べる「カスタマイズ研修」などを提供しています。日本の未来を強くするために必要な生成AIインフラの企画・提供を、官公庁をはじめとする多くのステークホルダーの皆さまとともに推進してまいります。
オープンバッジとは
オープンバッジは、全世界で利用が加速する人材育成の革新的なソリューション、デジタル証明/認証のオープンバッジです。オープンバッジを利用し社員のスキルの可視化と人材育成をより加速させることが出来ます。
オープンバッジは社員の学習意欲を高め、自律的・自発的な学習を促進し、スキルの見える化によってタレントマネジメントや人事評価にも利活用できます。
詳しくはこちらから。
※1 1EdTechについて
1EdTechは、デジタル学習においてオープンで革新的な技術エコシステムの実現を目指す非営利団体です。2022年5月に「IMSグローバルラーニングコンソーシアム」から「1EdTechコンソーシアム」へと名称を変えました。教育テクノロジーに関するさまざまな国際標準規格を策定しています。
参照:https://www.1edtech.org/